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プラント配管の積算単位について

プラントの配管工事は複雑な工程を伴うため、その積算も緻密な計算が求められます。
特に、配管工事の積算単位としてよく用いられる単位にDB(Diameter-Inch)やBM(Inch-Meter)などがあります。

DB、BMの基本的な考え方 

・DB(Diameter-Inch:ダイヤメーターインチ)これは、配管のB(インチ)口径の周囲の長さを DB(ダイヤインチ)と定義します。 
例えば、 
1Bの配管1リング(1箇所の溶接)は、1DB
3Bの配管5リング(5箇所の溶接)は、15DB
合計16DB=(1B×1リング)+ (3B×5リング)
と積算します。

・BM(Inch-Meter:インチメーター※メートル)これは配管のB(インチ)口径と配管の管の長さM(メートル)を乗じた積を BM(インチメーター)と定義します。
例えば、
1Bの配管1M(メートル)は、1BM
3Bの配管5M(メートル)は、15BM
合計16BM=(1B×1M)+ (3B×5M)
と積算します。 

DB、BMを積算単位として使う理由 

・配管のサイズと長さを一つの数値で示すことで、工事の規模を一目で把握しやすくなる。
・積算単位を統一することで、工事全体の計画や進捗の管理、がスムーズに行える。
・DBやBMは、配管のサイズと長さの両方を考慮するため、工事のコストの算出に役立ちます。

※特に、DBは配管の溶接の長さを考慮しているため、配管のプレファブ(プレハブ)の作業時間の計算に非常に効果的です。

DB、BMのBとは

B呼称のBは特定の言葉や頭文字を示すものではありません。日本のJIS(日本産業規格)における配管の呼称に関する規定で、A呼称とB呼称という2つの呼称が存在します。
このうち、「B呼称」はインチ基準でのサイズを示すものとして使われます。 
「A呼称」のAはミリメートル基準でのサイズを示す呼び方です。

 まとめ

プラント配管工事の積算は、計画やコスト予測を行うための重要なステップです。
また、積算単位が統一されていれば、取引先様や関連する業者間とのコミュニケーションがスムーズに行えるといったメリットもあります。

弊社は三重県四日市市に拠点を置く配管工事施工会社です。現場調査、寸法取り、現地施工等、お気軽にお問い合わせください。
配管のプレファブ(プレハブ)に関するご相談もお待ちしております。

 ※本ページの情報は当社の経験と見解に基づいております。
 掲載内容の正確性を保証するものではありません。

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