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今回は、私たちプラント配管業者が主に使用する配管用鋼管についてです。

主な配管用鋼管とその略称 

  • 一般配管用炭素鋼鋼管: SGP (Carbon Steel Pipes for Ordinary Piping)
  • 圧力配管用炭素鋼鋼管: STPG (Carbon Steel Pipes for Pressure Service) 
  • 高圧配管用炭素鋼鋼管: STS (Carbon Steel Pipes for High Pressure Service)
  • 高温配管用炭素鋼鋼管: STPT (Carbon Steel Pipes for High Temperature Service) 
  • 配管用アーク溶接炭素鋼鋼管: STPY (Arc welded Carbon Steel Pipes) 
  • 低温配管用炭素鋼鋼管: STPL380 (Carbon Steel Pipes for Low Temperature Service)
  • 低温配管用鋼管:STPL (Steel Pipes for Low Temperature Service)※ニッケル鋼管
  • 配管用合金鋼鋼管: STPA (Alloy Steel Pipes) 
  • 配管用ステンレス鋼鋼管: SUS-TP (Stainless Steel Pipes) 

これらの大まかな種類の中に、更に細かな分類や規格が存在します。

鋼管の大別 

  • カーボンスチール: SGP、STPG、STS、STPT、STPY、STPL380 
  • ステンレススチール: SUS-TP 
  • その他(合金鋼、ニッケル鋼など): STPA、STPL 

大別の中で識別は難しく、一見するだけでは判別が難しいため、配管製作時には注意が必要です。
適切に使用するには、配管に記されているステンシルの情報が非常に重要となります。 

配管の「ステンシル」と「ミルシート」 

配管のステンシル(stencil)とは? 

配管の表面に直接マーキングされる情報で、配管の材質、サイズ、規格などの基本的な情報を示すものです。

ミルシート(Mill Test Certificate): 鋼材検査証明書とは?

鋼材メーカーが発行する品質保証証明書であり、使用される材料や検査基準を明示。
これにより、購入者やエンドユーザーに鋼材の品質、信頼性、および安全性を保証する重要な文書となっています。
ステンシルは配管の「名札」のようなもので、ミルシートはその配管の「履歴書」と考えることができます。

ステンシルの活用

配管を正確に識別し、適切に使用するためには、配管のステンシルを極力最後まで残すことと、ステンシルが消えそうな場合は、
配管自体にその情報を記入し、さらに各鋼管ごとに色分けのマーキングラインを引くことで、識別の手助けとなります。 

まとめ 

配管は、私たちの生活や産業活動に欠かせないものです。
その正確な識別と適切な使用が、安全で高品質な製品を生み出すポイントとなります。
弊社の製作した配管でより良い未来を築ければと思います。 

弊社は三重県四日市市に拠点を置く、配管工事の施工会社です。配管、ユニットの製作、プレファブ(プレハブ)等、
お気軽にお問い合わせください。 ご依頼お待ちしております。 

※具体的な規格や名称の詳細について、正確な情報を得るためには、
関連する公式文書や資料を参照することが必要です。予めご了承ください。

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